カブトムシハウス〜近況報告〜



6月頃から準備していたカブトムシハウスがかたちになってきましたのでお知らせします!

我が社の専務は自然が大好きで植物に詳しく、おまけに何でも自分で作ってしまう創意工夫が趣味のような方。その専務が、高知の子供たちのために、できるだけ自然に近いかたちでカブトムシを見せてあげたいと事業所の敷地内にカブトムシハウスを作ろう!」と声をあげました。

まずは場所から検討。

鑑賞や繁殖用として昆虫を楽しむなら、飼育は屋内が一般的。屋外で育てる方はあまりいないですよね。なぜなら管理がとても難しいからです。

夏のイメージが強いカブトムシですが、真夏の炎天下で暮らしているわけではありません。意外にも暑さに弱く夜行性。30度を超える真夏日でも、カブトムシが暮らす森や雑木林は涼しく、日中は木陰や木の皮の下に隠れて暮らしています。



* 日本のカブトムシは本土にヤマトカブトムシとコカブトムシの2種類、南西諸島にはその亜種とサイカブトとクロマルコガネが生息。つまり、日本には4種類(亜種を除く)のカブトムシがいることになります。(今回育てているのは一番メジャーなヤマトカブトムシ)

そんなカブトムシにぴったりな飼育場所はないのか?風通しがよく、直射日光や雨風を凌げるいい場所は? 当然自然環境はコントロールできない訳ですし…(ウ〜ン…)

そんな時、目の前にとてもいい場所がありました!久万川沿いのデッキ下です。直射日光や乾燥を避けられ適度な風通しもあります。







なるべく地元のクヌギやコナラの丸太や朽ち木、腐葉土などを使い、近隣の方のいただきもので構成してみました。

仕事の合間をみては手を加え、実際にカブトムシの幼虫や成虫も実験的に飼育して様子をみてきました。なかなか簡単にはいきません。アリやゴキブリの進入により、幼虫が傷つけられ死んでしまったり、ネットのどこからか逃げてしまうのか、成虫が跡形もなく消えてしまったりと問題が尽きません。

アリよけに水を張ったトレイを用意したり、餌となる朽木や腐葉土を清潔に維持する工夫など、いろいろ試行錯誤を重ねています。

秋までに導入した成虫がなるべく健康で長く暮らすことができ、産卵することができれば、来年この場所でカブトムシが誕生し、小さな生態系を作り出すことが出来るかもしれません。「難しい!でも面白い!」と専務はとても楽しそうです。

奮闘は続きます!


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